どん底

重くのしかかるのは、

僕を押しつぶそうとする覆い尽くされた土の塊。

地の底を這いずり回りたい感情さえ拒絶する

じめじめとした熱と真っ暗闇に

息も絶え絶えになり、叫び声さえもかき消されてしまう。

ああ、モグラのように穴を掘りつづけて外を目指すべきなのだろうか。

そこに明るい世界があることを信じて

僕は少しずつでも前に進むべきなんだろうか。

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By GloomyWind 2003/3/21
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